信州の山里にある寄宿生活塾の暮らし


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御蔵島のお祭り

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今日はいよいよ御蔵島の稲根神社の祭礼です。
通過儀礼がほとんどなくなった日本の社会ですが、この御蔵島のお神輿は、「保育園神輿」「子ども神輿」「おとな神輿」と分かれていて、中学生からおとな神輿を担ぎますそして、このお神輿は、ほとんどすべてが坂道な御蔵島の村中を1日かけて練り歩くんです。しかもうさぎ跳びのようにしてお神輿を担ぎ、すごい勢いで倒れたり、押し返されたり、肩には青あざ、すねにはすり傷はもちろんのこと、時には捻挫や骨折もありうる、大変激しいお神輿です。この1年間に産まれた赤ちゃんは、止まっているお神輿の下を抱かれてくぐり、健康を祈願します。歩けるようになると保育園神輿に挑戦し、小学生になると子ども神輿、そして中学生からおとな神輿になるわけです。この島には高校がないため、中学を卒業すると、全員島を離れます。中学生の間に、大人になる準備をしていくのでしょう。島っ子たちは、祖父母から、両親から、そして先輩たちから多くを学び、受け継ぎ、成長していきます。

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「俺たちの代でイルカがいなくなったらご先祖様に申し訳ない。」という島の人たちの思いと、当時私が代表をしていたイルカに関する非営利活動(アイサーチ・ジャパン)の思いが重なり、多くの方のご協力でこの島でイルカの調査活動が始まったのが1994年。私は、この島との出会いにより、現在の山里での自給自足を中心とした共同生活を営んでいるのだと思います。そんなわたしのルーツになるような島のお祭りに、毎年信州の子どもたちを連れて来させていただいていることに、心の底から感謝をしています。

生後半年間この島に家族3人で暮らしていた長男真気は13歳。中学2年生になりました。ちょうど昨年の今頃から、中学1年生の2学期・3学期を島の2軒の知人宅に預かっていただき、御蔵島中学校に通わせていただきました。親のわがままの願いを島の方々が叶えてくださいました。こんなに大好きな御蔵島に何故私は暮らしていないのかと、引っ越した頃のことを思い出すと、「田んぼがないと、主食を自給できない。俺はイモを主食にはできない。」と、故夫が言ったからでした。と、話がそれましたが、今回の旅は、真気を含め、3人の中学生男子が一緒です。「おとな神輿を担いでほしい。」というかあちゃんの思いを3人ともが叶えてくれたお祭りとなりました。ありがとう。こわいけど、勇気を出して挑戦してみてくれて。特に自分の意志でチャレンジできたのはYYくんとMNRくん。「こわかったけど、やってみたら案外大丈夫だった。」と、自信に満ちた顔。子どもたちと御蔵島に来れてよかった。かあちゃんは大満足です。「きっとMNRくんのお母さんが見ていたら、涙されているかもしれない。」と思うほどのたくましさでした。「まわりの人がいろいろ助けてくれているから頑張れた。」「最初、天候が悪くて予定通りにプログラムが進まなくて、気持ちがモヤモヤしたけど、森に行ったり、祭に参加したら、すっきりして、神輿も頑張れて、本当にいい旅になりました。」と、感想を語ってくれました。真気は、島の友達の仲間に入れてもらい、太鼓を叩かせてもらったり、お榊を運ばせてもらったり、おとな神輿参加者で最低身長・最軽量体重の真気に居場所を与えていただけました。「久しぶりに島の友達に会えて嬉しかったです。」と。離れていてもつながっている友達がいてくれることは、人生の宝の一つだと思います。

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子ども神輿も、島の小学生がほとんどサッカーの試合で島外に出ていて、交代部員がいない中、本当によく頑張りました。最後まで、頑張り通したHKRちゃんとNNSちゃん。さわやかな笑顔が忘れられません。「はじめはイライラしたりして、帰りたいとか思ったりしたけど、お祭りであんなに頑張れて、フリーキッズのみんなと楽しい時間が過ごせて良かった。」と。HBKちゃんは途中、暑さで休みましたが、それまで全力で神輿を担いでいました。かあちゃんにとってもとてもいい夏休みになりました。

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スタッフのカッシー、毎日私のマッサージをしてくださり、私を休養させてくれてありがとう。長男のようなスタッフのむっちゃんは、いつもかあちゃんを思いやってくれてありがとう。本当にありがとう、みんな。準備期間がほとんどかあちゃん一人でちょっと大変だったけど、みんなと来れて良かったです。そして、私たちを送りだし、フリーキッズの自給自足生活を維持してくれている大家族のみんな、ありがとうございます。

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毎年、こころよく受け入れをしてくださる島の皆さん、本当にありがとうございます。

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愛と感謝をこめて たかこ
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by freekids | 2011-08-07 15:18 | イルカの棲む島 御蔵島