信州の山里にある寄宿生活塾の暮らし


by freekids
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シェアリング。 カモの恩返し。



カモの恩返し。


みなさん、ご存知ですか??


今夜のシャアリングで、

塾生の二十歳の織り姫Nちゃんが、

気持ちをシェアしてくれました。



Nちゃんは、合鴨のお世話をずっとしてきました。

合鴨が、

フリーキッズに来たばかりの、

ほわほわの、

ピーピーって鳴いてるヒナの時から。



Nちゃんは、泣きました。

ヒナが病気になれば泣き。

ヒナがいなくなれば泣き。

ヒナがお空に帰って行けば泣き。


何度も何度も泣きました。

何度も何度も自分を責めました。


Nちゃんは、雨の日も、風の日も、真夏の太陽にも負けず、

毎日、お世話をしにカモたちの元に行きました。


何回か私もお供させてもらったけど、

「私には無理っ。」と思いました。

だって、カモたちのところにたどり着くには、急な長~い坂を登らなけらばならないし、

カモたちの小屋は屋根が低いから、腰をかがめて入らなけらばならないし、

カモたちは水を換えるときも、ご飯をあげるときも、待ってなんかいなくて、大変だし、

足はブヨにさされるし、田んぼの畦で何度も滑って転びそうになるし。




大変だった。



これを、Nちゃんは毎日、毎日、暗くなってもやっているって。




すごい。


尊敬しちゃう。 尊敬してる。



Nちゃんは、泣くたび泣くたび、強くなった。

カモたちの成長に合わせて、Nちゃんも成長していった。

笑顔がまぶしくて

どんどん、どんどん

輝いていく。




カモが成長して、Nちゃんも成長して、



そして、お米も成長した。




カモたちの、出番も終わりになる。


合鴨農法では、カモたちが水草を食べてくれて、虫を食べてくれて、

稲をつっつくことで、いい刺激になっていいお米ができる。

そして、最終的にカモたちは、お肉になる。

それを、人がいただく。





でも、その前に、Nちゃんのお世話していたカモたちは

みんな、いなくなった。


獣にやられたのか、トンビにさらわれたのか、逃げたのか。

今だにわからない。



Nちゃんは泣いた。

また自分を責めた。



しばらくして、カモたちのうち、2羽だけ見つかった。

Nちゃんのお世話はまた始った。

「カモたち嬉しそう~」

Nちゃんも嬉しそう~^^




そして昨日、1羽がお空に帰って行った。

Nちゃんは、泣いた。

声をあげて、丸まって泣いた。



そして今日、残りの1羽は、いなくなった。



Nちゃんの、カモたちとの日々が終わりを迎えた。







「カモたちのためにも、動物のことを勉強したい。」

Nちゃんは言った。

前を向いて、背中をピンとして。


「カモたちはNちゃんを成長させてくれたんだね。
 
 もう十分成長したよ~って合図でいなくなったのかもね。」

たかこさんは言った。




カモの恩返し。


鳥肌ものです。

「来年は、カモを絞めるところまでやりたい。最後までやりたい。」

Nちゃんはこうも言いました。

それが、家畜を飼うってことだって。



強くなったね・・・・すごい、すごいよNちゃん・・・!!


これから、ますます輝いてくNちゃんを、そばで見られる幸せ^^

素敵だなぁ^^







ありがとう。
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by freekids | 2011-09-21 22:55 | 日常のひとコマ