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信州の山里にある子育て村の活動


by freekids
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山里便り 2013年 夏

 高遠の山里は雨が続き、肌寒い初夏を迎えています。私は、0歳児と2歳児を左右に抱き、「両手に花だなあ」と思いながら、夜中の授乳や夜泣きの疲れも帳消しにできるような至福の就寝タイムを過ごさせていただいているこのごろです。
 さて、うずまきファミリーが開所してから、フリーキッズの子どもたちとは食卓が別なので、少し離れたところから、子どもたちの様子を感じています。
 私は最近、慈悲と慈愛が心の奥深くの同じところから生まれる気持ちなのだと感じました。そういえば、先月の私は、「ごめんなさい」と「ありがとう」が同じ感謝の念から出てくる言葉なのだと、感じていました。言葉から多くのメッセージを届けていただいているこのごろです。
 あるお母さんから、第一子に続き、第二子を同じ生後7ヶ月で預かることになりました。このお母さん自身も不安定な養育環境で育ち、自分が親になり子どもを自分の手で育てたいと思っていても、どうしてもできないようにことが運んでしまう。はたから見れば、ああすればいいのに、こうすればいいのに、と思えることが、本人にはそのような展開になっていかない。切ない思いだけが取り残されるように、望まない方向に人生が進んで行ってしまう。子どもを安心、安全に守り、育んでいくことができるおとなになるということは、この複雑多様化した経済社会では、とても難しいことに思えます。負の世代間連鎖をしていく人の営みに、何とも悲しくて、やるせない思いに包まれました。けれど、だからこそ子どもたちに思い切り深い愛を注げばいいし、注ぐことができるのだ、と同時に命を司る大きな不可思議な深い愛に包まれている自分に気づいたのです。この時、慈悲と慈愛は同じところにあるのだ、と感じました。
 フリーキッズの子どもたちは、恵まれた家庭環境の中で、自分自身の課題にぶつかり、この山里での生活体験を選んできた子どもたちです。「もっともっと自然の中に出て、光を浴びて大地を踏みしめ、天と地の気を流し、清らかな川に心の重荷を流し、軽やかに歩み始めてもらえたらなあ。」と、それぞれの子どもたちの毎日の過ごし方を見つめています。
 私にできることは、私の生き方を見てもらいながら、子どもたちが私に話してくれることがあれば、聞かせてもらい、子どもたちそれぞれに託されている人生の展開を楽しみに付いていかせてもらうことだけです。
 「自分の考えはとてつもなく小さく、いくら考えても大したことはわからない。だからもっと大きな宇宙や自然界の営みを信じて委ねて、自分らしく輝いていて欲しい。」と、願いながら子どもたちを見守らせていただく毎日です。土、水、火、風、与えられているすべてに感謝し、お返ししたい気持ちになれることが、心豊かで平和な生き方なのではないでしょうか。是非、山里に足をお運び下さい。シンプルなごちそう三昧です!
                         愛と感謝をこめて 
by freekids | 2013-07-09 15:14 | たかこからの山里便り