信州の山里にある寄宿生活塾の暮らし


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孝子からの山里便り

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 新しい年を迎え、瞬く間に過ぎていく日常から足を止め、命の営みに改めて感謝し、与えていただくこれからの一日一日を大切にできる自分であることを願っています。

 日々、子どもたちと歩ませてもらい有難いことばかりですが、私自身の暮らしのリズムは、自然の営みに追いつけずに年を越してしまった気がしています。けれど、フリーキッズの地給知足生活における季節ごとの毎年変わらない働きのおかげで、自然と共にある命を感じさせていただいています。

 多くの方と喜びも悲しみも分かち合えることが、何よりもありがたい人生なのだと思います。こどもたちとの暮らしのおかげで、本当に多くの方々の善意、暖かさ、優しさ、寛大さをいただいています。お一人お一人を思い浮かべると涙がこぼれそうになるほど、ありがたいことばかりです。「誰もが心豊かに平和に生きられますように」という願いが、すでにかなっているような気さえしてきます。

 こどもたちとの暮らしを重ねるうちに、“現実”と“真実”の違いに気づかせていただき、“真実”を大切にして“現実”を見つめてみると、何も問題はないのだと、ますます「大丈夫感」がゆるぎないものになってきました。問題は、事実を問題だと捉える私たちの心が作った評価であり、本当はいつも私たちは大丈夫なのです。一見、大変そうに思える状況も、私たちの学びや気づきのためのギフトです。フリーキッズを始めて11年が過ぎ、子どもたちにより、真実に向かって導かれ続けている豊かな人生を歩ませていただいています。

 「本当に大丈夫なのかな?」と小さな不安をかき消すように「大丈夫、大丈夫」と、子どもたちに声掛けをしていた11年前から、こんなに自信を持って「みんな誰でも大丈夫、どんな状況でも大丈夫」と、思えるようになり、心強くありがたく感じています。

 子どもたちが安心して安全に暮らせるための大人の養育力とは、まず周りの大人たちが安定した心で、子どもたちに安定した日常生活の基盤を提供する力のことだと思います。けれど、この養育力が弱くなっている、日本の現代社会です。生活が便利で多様化した分、慌ただしい現実と真実との距離がひらき、生かされている命への感謝という真実を感じにくい日常になっていると思います。私たち大人が、目まぐるしく変わる現実に翻弄されると、子どもたちに安定した生活基盤を提供することが難しくなります。

 自然の力が息づく山里の暮らしを覗き、生かされている命への感謝を実感する時間をふやして下さい。お越し頂けるのをお待ちしております。 

皆様の心豊かで平和な一年をお祈り申し上げます。


愛と感謝をこめて  宇津孝子


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by freekids | 2015-01-04 00:07 | たかこからの山里便り