信州の山里にある寄宿生活塾の暮らし


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たかこからの山里たより

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 高遠の山里の土手には福寿草の黄色い花が咲き、春の訪れを告げてくれています。

この春、12年目を迎えるフリーキッズはいよいよ第2世代にバトンタッチです。

70歳のてっちゃん(八坂鉄一)から大学新卒の3人の若者が、

山里での地給知足の大家族生活を受け継ぎ始めてくれます。

このバトンタッチのタイミングこそフリーキッズの大家族の輪が

力を発揮する時だと思っています。

これまでフリーキッズで共に過ごした大家族のみんなが、

若者たちに季節のお仕事を伝え、一緒に作業をしながら、

大いなる自然の営みに与えられ、生かされている命を共に光り輝かせる時間を

過ごしてもらえることを願っています。


 また、社会的養護を必要とする子どもたちが私の家族として暮らす

“うずまきファミリー”にも、北海道で里親をされていたご夫婦が

住込みで大家族の一員になってくださいます。

NPO法人人智学共同体ひびきの村でバイオダイナミクス農法の指導者と

シュタイナー幼稚園の教諭をされていたという素晴らしいお二人です。

“子どもたちとわあわあ言いながら戯れられる”私のばあちゃんライフが

いよいよ実現する予感がムンムンしています。


長野県は、新たに養育者としてファミリーホームを開設できる要件に、“

ファミリーホームの補助者として常勤により委託児童の養育に従事した

経験を3年以上有する者”ということを認めてくださいました。

これは、他の都道府県に先駆け、ファミリーホームを増やし、

施設養護から家庭養護に切り替えていくことができる、画期的なお知らせです。

このことは、3月2日に県のこども家庭課にお願いに上がり、

13日には決定のご通知をいただきました。心から感謝です。

うずまきファミリーでは、ファミリーホーム開設希望者を

住み込み補助員として、随時受け入れします。


 そして、フリーキッズの隣組(12軒)の中に、

昨年私が購入させていただいたお家があるのですが、

その家に東京で里親登録をされ、小笠原で奥様が養護教諭をされていた

4人家族の方が、引っ越してみえます。

やはり、将来、ファミリーホームの開設を願われていらっしゃるご家族です。

この家は、生前私たちの活動をご理解くださっていた元校長先生のおじいちゃんから

相続されたご子息から譲り受けました。

4月には、もう1軒別のお家も譲り受けさせていただくことが決まりました。

どちらのお宅も「子どもたちのために使ってもらえるなら、ご先祖様も喜ぶ。」と、

おっしゃってくださり、本当にありがたいです。


 この春は、七世代先まで伝えたい、老若男女の笑い声が響く、

安心で安全な子育てコミュニティが産声をあげることになりそうです。

思い描いていたヴィジョンが現実のものとして、

この高遠の山里に舞い降りてきています。

「ようやく準備ができたね。」と、与えていただいているように思えています。


限界集落といわれる日本の中山間地の先祖代々続いてきた集落が、

血縁を超えて、次世代への安全で安心な子育て環境を創りたいと

願う人たちの思いでつながり生まれ変わろうとしています。


フリーキッズがこれからも多くの方の求心力となり続け、

次世代のこどもたちに寄与できますように、

より多くのみなさんのお力添えを賜りたく、お願い申し上げます。       


愛と感謝をこめて

宇津 孝子


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by freekids | 2015-04-07 19:01 | たかこからの山里便り